2009年から進められていた、尾山神社参道の無電柱化及び、美装化が2017年5月下旬、ようやく完成しました!着工から8年にも及ぶ工事でした。
長町側から尾山神社神門方向を望む。
道路片面(北側)には歩道が設けられ、車道は2車線、自転車走行指導帯が道路脇に設けられました。
電柱や電線が無くなり、文化ホール、ニューグランドホテル越しに、尾山神社の神門がそびえたっている様子がくっきりと見えるようになりました。
拡大した様子です。
神社の木々に浮かぶ、尾山神社神門の姿がカッコイイですね。
尾山神社神門は国指定の重要文化財にもなっています。
電柱が無くなったおかげで、幅員も広くなり、車だけでなく、自転車や歩行者が快適に行き来できる空間となっています。
尾山橋の復元も
長町側では尾山橋が復元されました!
鞍月用水に架かる尾山橋は、尾山神社参道の橋として、昭和12年に架けられました。照明灯が設置されていましたが、時代の流れとともにいつしか無くなってしまっていました。
復元の手掛かりとなったのは住民の1枚の写真。
昭和20年代の写真を手掛かりに、照明灯を忠実に再現されました。
その照明塔がこちら。
無電柱化される当初の尾山橋のイメージでは照明灯が球型の照明となる予定だったと記憶しています。
しかし、当初の尾山橋の写真が見つかったおかげで、昭和12年の照明灯を再現できたのでしょうね。
完成当初よりも橋の幅も広がり、昭和初期のモダンさを再現され、尾山神社神門も遠くに見ることが出来るようになりました。
長町武家屋敷から尾山神社への参道が整備されたことで、より回遊性が高まるのではないでしょうか。