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富山駅南口 南西街区の活用に向けて募集要項を公表!2019年12月工事着手目指す

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JR富山駅南口に隣接する南西街区の活用に向けて、開発事業者向けに募集要項を公表しました。

どのような要項なのか要点を絞ってみていきます。

 

 

【参考資料】

富山駅南西街区市有地活用事業 募集要項等の公表 (富山市)

 

 

【参考記事】

個人的な見解や過去の動き等はこちら

富山駅南口 南西街区の開発は活用策を公募へ (金沢まちゲーション)

 

 

【事業用地の概要】

敷地面積:約 4,208 ㎡

用途地域:商業地域

建ぺい率:80%

容積率:600%

 

 

【南西街区市街地活用事業の趣旨】

(略)

今般、富山駅南西街区に中心市街地の活性化や賑わい創出及び観光振興に寄与する施設を導入するにあたり、民間事業者の資本力、企画力、経験豊かな事業ノウハウを最大限に活かすべく、民間事業者の提案を募集することとした。なお、本事業の提案は、市有地の活用を基本とするが、市有地以外の用地を含めた一体活用の提案も可能とする。

富山駅南西街区市有地活用事業 募集要項等の公表 (富山市)

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”南西街区”と称される土地は約7,900㎡あります。

事業用地は富山市が所有する約4,200㎡の土地です。

隣接してJR西日本が所有する約3,700㎡の土地があります。

 

 

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(富山駅南西街区市有地活用事業 募集要項等の公表 (富山市))

あくまで事業用地は富山市の土地についてですが、「本事業の提案は、市有地の活用を基本とするが、市有地以外の用地を含めた一体活用の提案も可能とする」と書かれているため、場合によってはJR西日本の所有する土地との一体活用の提案も可能といえます。

 

 

 

【事業概要】

要旨について、富山駅南西街区市有地活用事業 募集要項等の公表 (富山市)に基づき、気になる点をまとめました。

・富山駅周辺の商業者等と連携・協調を図ることができる施設を計画すること。

・富山駅周辺の治安及び防犯機能の維持のため、富山駅前交番の導入を図ること。

・本事業は、事業者が事業用地を賃借し、自らの資金で施設を整備・所有し、維持管理・運営を行う事業である。

・賃貸借期間:借地権設定契約の締結日から 30 年(建設工事及び除去期間を含む。)

・本市では、大型商業施設等誘致事業制度を設けており、事業予定地は本制度の対象地域内となっている。本制度の活用にあたっては、事業者自らの責任で制度の詳細を確認し、中心市街地活性化推進課と協議すること。

 

開発事業者は建物に富山駅前交番を入居させる必要があるようです。

富山駅前交番は新幹線開業後も旧富山駅舎横に建っており、どこに移転するかが焦点となっていました。

また、注目される点としてはあくまで富山市の市有地を賃貸借する契約となるそうです。

 

金沢駅西口のインターナショナルブランドホテルでは結果的に土地をオリックスへ売却しましたが、富山駅南口南西街区の場合は土地を30年間の賃貸借とするみたいです。

30年後には富山市へ土地を返還することが原則であると書かれているため、建物は30年程度を見据えたものとなるのでしょうか。もしかすると賃貸借期間の延長等もあるのかもしれませんが。

 

 

【スケジュール】

募集要項の公表、業者の選定から着工までのスケジュールです。

 

平成30年3月1日 募集要項等の公表

平成30年3月8日 事業者説明会及び現地説明会等の開催

平成30年3月8日~6月7日 資料の閲覧

平成30年3月9日~3月15日 第 1 回募集要項等に対する質疑の受付
平成30年4月上旬 第 1 回質疑書に対する回答

平成30年4月中旬 第 2 回募集要項等に対する質疑の受付
平成30年5月上旬 第 2 回質疑書に対する回答

平成30年6月4日~6月7日 参加表明書の受付

平成30年8月28日~8月31日 応募登録書類及び事業提案書の受付

平成30年10月下旬 優先交渉権者決定

平成30年11月下旬 基本協定締結

平成31年12月 事業用定期借地権設定契約締結

 

順調にいけば、2018年10月下旬に優先交渉権者が決定し、2018年11月下旬に基本協定締結、2019年12月に事業用定期借地権設定契約締結を行い、着工される見込みです。

 

 

 

説明会では・・・

2018年3月9日に開かれた説明会では、県内外の16社が参加し、ショッピングセンターの企画会社や大手ホテルチェーン、アミューズメント業者などが出席したとみられるそうです。

 

 

 

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(富山駅南西街区市有地活用事業 募集要項等の公表 (富山市))

ここから個人的に気になる部分ですが、「本事業の提案は、市有地の活用を基本とするが、市有地以外の用地を含めた一体活用の提案も可能とする」としているものの、対象の事業用地は富山市が所有するL字型の土地です。

賃貸借も富山市との契約についてしか書かれておらず、JR西日本の用地を利用する場合はまたJR西日本と協議する形になるのでしょうか。

L字型の土地だと駅前広場に面した部分はわずかで、開発に制約が出ないか心配です。

最初からJR西日本と協議したうえで南西街区の一体的な活用を前提として募集要項を公開するものだと思ってました。

 

 

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富山駅前の超一等地なだけに開発事業者がどのような提案をしてくるか注目ですね。

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