パティオさくらは、富山駅南口のホテルや雑居ビルが立ち並ぶ一帯を再開発し誕生したマンション、ホテル、専門学校、店舗等が入居する複合ビルの愛称です。
商業施設部分は、2018年4月27日に開業しました!
概要
名称:パティオさくら(富山市桜町1丁目4番地区第一種市街地再開発事業)
用途:共同住宅、各種学校、ホテル、飲食店、物販店舗、駐車場
敷地面積:3350.84㎡
建築面積:2616.98㎡
延床面積:23126.71㎡
構造:鉄骨造、鉄筋コンクリート造
階数:地上18階、地下0階
高さ:60m
設計:RIA
住戸:75戸(タカラレーベン) ホテル:314室(東横イン) 学校:大原専門学校
(完成イメージ 富山市より引用)
商業施設の様子
パティオさくらの商業施設の様子を見ていきましょう!
まずは、エントランスから1階を見ていきます。
パティオさくらメインエントランスでは富山名物のチンドンがお出迎え。
ロゴマークはこんな感じです。
再開発ビル一帯が「桜町」であることから名づけられました。
エントランスにはテナントの案内板が。
吉野家やビックエコー、ファミリーマートなど大手チェーン店の看板も目に入ります。
1階は既に開業済みの大原学園の入り口があります。
開業祝いの花が並んでいました。
専門学校棟の1階に開業済みのファミリーマートは飲食席も備わっています。
進んでいくと、再開発ビルなのに路地裏のような雰囲気が面白いです。
パティオさくらは3棟の建物からなっており、建物の間はこうやって路地のようになっています。
すぐ隣を見ると東横インの朝食会場が見えます。
専門学校棟1階に位置する「昼間っから きはち屋」
ダクトからいい匂いがしていました。お昼からお酒が飲めるみたいです。
舗装には融雪装置も完備されています。
再開発ビル一角には神社が・・・!
こちらは再開発前の「シネマ食堂街」時代に存在した神社が鎮座されています。
(懐かしの再開発前の写真)こちらの右下に写っている神社ですね。
こちらがフロアマップとなっています。
ホテル、マンション、専門学校の各建物の1階,2階にそれぞれテナントが入居しており、1階は舗装路、2階はデッキでそれぞれつながっています。
イメージ的には金沢の近江町いちば館のような感じですね。
1階のちょっとした屋外広場の様子。
屋根はありませんが、晴れた日にはイベントができそうですね。
パティオさくらの「パティオ(広場)」の由来ですね。
突然現れる階段など、本当に興味がありますがまずは、1階を探検します。
写真右側を進んでいくと・・・
お店がありました!
こちらは「シャルロッテ」という洋菓子店です。
人気店のようで、イートイン(カフェ?)もあり、お客さんで賑わっていました。
エレベーターも備わっています。
建物の外へ出ました。
城址大通り沿いです。
マンション棟1階には「串カツ田中」が出店。
急成長中の串カツ店ですね。
そして、マンション棟には「吉野家」が復活!
以前とおおよそ変わらない位置で再び営業を始めました。
かつてのシネマ食堂街入り口だった場所と同じ位置に再開発ビル入口があります。
天井を見ると、マンション棟と専門学校棟の境目がはっきりわかりますね。
続いて、2階へ上がります。
2階の1区画は空きテナントでしょうかね?
この辺りはテナントがないため静かな感じでした
ビックエコーも入口がこちらには設けられていないので・・・
ただ、この静かなスペースは眺望スペースとなっており、休憩がてら訪れるのにはいいかもしれません。
椅子と机があればなおさら・・・
こんな感じで富山駅方向を見ることができます。
2階には「長八」が出店。
落ち着いた外装でした。
「ビックエコー」の入り口が見え、目の前には大きな屋根付きパティオ(広場)が。
雨の日でもイベントができそうです。
2階から1階通路を見下ろします。
こういうアングルはなかなか面白いですね。
東横イン2階部分には、ギャラリー「元麻布ギャラリー」「浮世絵ギャラリー」ができます。
ビックエコーの隣には居酒屋「楽蔵」が出店。居酒屋の後はカラオケが捗りそうです(笑)
そして、隣接して「鍛冶二丁」が出店。
ランチメニューも行うそうで楽しみですね!
再び広場方向を望む。
そして、2階から富山駅方向を望む。
メインエントランスへと戻ってきました。
富山駅と本当に近いですね。
富山駅から最も見える位置にあるのが「麺バルプライド」です。
富山ブラックラーメンも提供しています。
この位置をエスカレーターで下っている不思議な感覚
屋外エスカレーターがあり、商業施設らしいエントランスですね。
外観を見ていきます。
東横インは白を基調とした外観で、低層階はホテルではなく商業施設やギャラリーが備わってます。
東横インのエントランスの様子です。
マリエ側にあります。
また、タカラレーベンのマンションは6月から入居予定です。
メインエントランスを遠景で。
シネマ食堂街が無くなり寂しい感じでしたが、パティオさくらとして生まれ変わり、新たな賑わいが創出されるでしょう。
個人的にはシネマ食堂街を踏襲した通路や路地、雰囲気、神社が残っているなど、再開発ビルにしては有機的な建物になったかと思われます。
富山駅前一等地の再開発、個人的には上記の理由もあり、想定以上に良い雰囲気の商業施設だと思いました。