夜行高速バス「北陸ドリーム四国号」が2019年6月21日にデビューし、運行開始されました!北陸(富山・石川・福井)と四国(徳島・香川・高知)をダイレクトに結ぶ、今までになかった路線として注目されています。
2019年9月30日(月)までは一部シートが「開業記念キャンペーン割引」となっており、なんと片道3000円で四国まで行けてしまう破格のキャンペーンも行われています。
実際に開業記念キャンペーン割引を利用し、往復6000円で北陸ドリーム四国号の最長区間となる富山から高知まで乗車してみました。
今回は前回の続きとなります!
前回の記事はこちら
高知観光2日目と帰るまでの記事です~
高知県立牧野植物園
牧野植物園は高知県が生んだ植物学者・牧野富太郎博士の業績を顕彰する施設として開園しました。牧野博士は日本で初めての命名植物となった「ヤマトグサ」から1500種もの植物の名付け親になった方です。
園内にある牧野富太郎記念館は、前回紹介した高知駅を設計した建築家でもある、内藤廣の設計です。巨大な温室も必見で、北陸では見られない植物が多く植栽されていました。
ちなみに、こちらはTwitterのフォロワーさんにおすすめされた施設です。(ありがとうございます。)
名称 | 高知県立牧野植物園 |
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所在地 | 高知県高知市五台山4200-6 |
入園料 | 一般720円 (高校生以下無料) |
入園可能時間 | 9:00~17:00 |
休園日 | 年末年始 12/27~1/1 メンテナンス休園(数日間) |
備考 | 毎週土曜日は夜間会館あり |
公式サイト | http://www.makino.or.jp/ |
土佐タタキ道場
お昼ご飯は土佐タタキ道場へ。ドライブインかつお船に隣接して営業しています。
ちなみに、こちらはTwitterのフォロワーさんにおすすめされた施設です。(ありがとうございます。)
こちらは自分でカツオの藁焼きを体験できる施設となっています!生カツオをセットしたらおばちゃんが藁を投入してくれます。
焼きあがったら、板前さんが厚切りで切ってくれます。
そしてあっという間にカツオのたたきが完成!出来立てほやほやのカツオのたたきを食べることができます。
人生で一番うまい、カツオのたたきを食べることができました…!!
名称 | 土佐タタキ道場 |
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所在地 | 高知県高知市仁井田201−2 |
体験・飲食 | 鰹タタキ単品 1,300円(税込) 鰹タタキ定食 1,600円(税込) |
入園可能時間 | 10:30~15:00(かつおがなくなるまで) |
休園日 | 年中無休 |
備考 | ― |
公式サイト | http://www.tataki.co.jp/tenpo.htm |
桂浜
お腹が満たされ桂浜へ。坂本龍馬像があるのも桂浜です。
桂浜は景勝地として知られますが…とても海が綺麗でした!
白っぽい砂に青い海、天気も良く、美しい浜でした。
高知駅からは10kmほど離れているので訪れる際は計画的に…!
名称 | 桂浜 |
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所在地 | 高知県高知市浦戸桂浜 |
駐車料金 | 400円(乗用車・軽自動車) |
入園可能時間 | ― |
休園日 | ― |
備考 | 付近には月曜から夜更かしでも話題になった「桂浜水族館」などもあります。 |
公式サイト | https://www.attaka.or.jp/kanko/dtl.php?ID=702 |
はりまや橋
高知市中心部へ戻ってきました。(一応)はりまや橋も拝んできました。
よさこい節でも歌われることで有名ですが、橋が架かっている、それだけです(汗)
ただし、付近のはりまや橋交差点には路面電車の線路がクロスするポイントで、バスターミナルもあるので高知市を巡るにあたっては交通の要衝として押さえておくといいかもしれません。
高知の路面電車(とさでん)
高知市中心部には土佐電気鉄道(とさでん)の路面電車が走っています。
路面電車としての総延長は、120万都市の広島市に次いで2位という鉄道の街でもあります。
市内では様々な形の路面電車が走っており、眺めるだけでも楽しいです。市内は200円均一で乗車できます。街を眺めて見るのも良いですね。
高知城
日本には戦災や明治以降の解体、大火などを免れた天守閣が12あるとされています。(姫路城や松本城、北陸では丸岡城など)
高知城は現存天守12城の一つで、国の重要文化財となっており、1747年の建造当初(再建)から建物が残っています。藩主は山内一豊で大河ドラマ「功名が辻」の舞台にもなりましたね。
天守閣に登ると、高知市内を一望することができます。
眺めがよく、城下町を収める藩主になった気持ちです。
名称 | 高知城 |
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所在地 | 高知県高知市丸ノ内1丁目2−1 |
入園料 | 一般720円 (高校生以下無料) |
入園可能時間 | 9:00~17:00 |
休園日 | 年末年始 12/27~1/1 メンテナンス休園(数日間) |
備考 | 毎週土曜日は夜間会館あり |
公式サイト | http://www.makino.or.jp/ |
復路は「ジェイアール四国バス」の運行
あれよあれよと時間が経ちまして…そろそろ北陸へ戻る時刻に。
最後に高知の地酒「酔鯨」と酒盗で一杯やってから高速バスへ…
夜まで堪能できるのは高速夜行バスの醍醐味ですね。
高知駅前のバスターミナルには「北陸ドリーム四国号」の文字が。
自動券売機にも四国や中国の近隣各都市、大都市圏を除くと「金沢」の文字が目立ちますね。
券売機でも「金沢・富山・福井」の文字が記載されていました。
20時過ぎにバスは出発しました。
初めてジェイアール四国系列のバスに乗るわけですが、クラシックモダンな内装でおしゃれでした。
バスの仕様としては3列シート、コンセント付き、トイレ付き、車内Wi-fi完備(接続は14台まで)、仕切り(カーテン)あり
付属品は、ブランケット、スリッパ、腰当て付き
といった感じです。
腰当てやカーテンの仕切りがあったことは良かったですね。あとは車内Wi-Fiは14台までという制限付きですが、接続するとネットがサクサク使えました。
車内Wi-Fiでこれだけ高速だったのは初めてだったかもしれません。
高知駅バスターミナルを発車後しばらくして完全消灯となりました。
途中、香川県の津田の松原サービスエリアにて休憩がありますが、売店などは全て閉まっているため、食べ物などは事前に買っておくといいです。
途中、徳島駅バスターミナルの様子です。
大阪・京都・東京と並列して福井・金沢・富山と書かれているのは不思議な感覚でした。
復路も往路同様、途中サービスエリアで停車したり、西日本ジェイアールバス京都営業所で乗務員交代、南条サービスエリアで休憩がありました。
8時20分ごろ、無事起点の富山駅南口へ戻ってきました。
疲れていたこともあり、車内ではぐっすり寝ることができました。
北陸ドリーム四国号の片道料金は?
北陸ドリーム四国号の片道料金は変動制で、区間によって異なり、
(JR西日本)
金沢駅から徳島駅までが7000円~14000円
金沢駅から高松中央バスターミナルまでが8000円~15000円
金沢駅から高知駅までが9000円~16000円
などとなっています。
「得割」運賃も設定されているようで、
金沢駅から徳島駅までが6000円~13000円
金沢駅から高松中央バスターミナルまでが7000円~14000円
金沢駅から高知駅までが8000円~15000円
とそれぞれ1000円引きとなるようです。
開業割引(2019年9月30日まで)で片道3000円に!
2019年9月30日(月)までは一部シートが「開業記念キャンペーン割引」となっており、なんと片道3000円で四国まで行けてしまう破格のキャンペーンも行われています。
高速バスネットまたは発車オーライネットなどで1ヶ月+1日前より予約が可能です。
詳しい情報はJR西日本のニュースリリースをご覧ください。
さいごに
ここまで読んでいただきありがとうございました。
北陸から公共交通機関でダイレクト(乗り換えなし)に四国へ行ける路線の誕生は北陸と四国に交流をもたらす新たな機会になると感じました。
今後も末永く愛される路線となってほしいです。