
金沢市彦三町2丁目の「NTT彦三ビル」跡地について跡地利用策が固まりました!跡地は、食品スーパーマーケットの「マルエー彦三店」と老人福祉施設「瓢箪町きらく園」の地上2階建ての複合ビルとなります。
複合ビルは2019年8月に着工し、2020年3月完成予定です。
概要
名称:マルエー彦三店・瓢箪町きらく園
所在地:石川県金沢市彦三町2丁目、安江町
敷地面積:3,336.48㎡
建築面積:1,671.03㎡
延床面積:2,999.52㎡
高さ:11.9m
構造:地上2階建て
設計・施工:大和ハウス工業
着工:2019年8月
竣工:2020年3月

NTT彦三ビル(旧金沢電報局)は1957年(昭和32年)竣工、地上55mの電波塔は地域のシンボルとして親しまれたそうです。旧電電公社、NTTの電波塔として活躍後は、テレビ用のアンテナとして機能していました。
2011年の地デジ化に伴い、お役御免となっていた電波塔ですが、その後もしばらく金沢の日常風景に溶け込むものとなっていました。
しかし、老朽化も進み、お役御免となっていたため電波塔は55年の歴史に幕、NTT彦三ビルに至っては61年の歴史に幕を下ろしました。

そして、現在は解体工事が行われています。
これらの模様は、2019年3月に書いた記事に詳しく書きました。
跡地は、NTTがそのまま活用するのか、売却するのか気になるところでしたが、NTTの遊休不動産を活用する「NTT西日本アセット・プランニング」が建物を建設し、賃貸する形になります。
フロアは
2階 | 瓢箪町きらく園 |
1階 | マルエー彦三店,瓢箪町きらく園 |
また、建物は地上2階建てで、1階の大半のスペースがマルエー、1階の一部と2階部分が瓢箪町きらく園となります。
高さ制限は25m高度地区なので8~9階の中層建築物になる可能性もありましたが、地上2階建ての建築物で落ち着きました。
マルエーが出店へ
特に1階にマルエーが出店することは大きなニュースですね。
金沢市は食品スーパーマーケット激戦区と言われ、他県資本の食品スーパーマーケットが続々出店しています。
しかし、それはあくまで郊外の話で、人口が集中する中心部からは中・小型の食品スーパーマーケットが閉店し、食品スーパーマーケット不足となっていました。

彦三町周辺で主な食品スーパーをまとめてみました。
ある程度規模があるのはカジマート、バローあたりでしょうか、春日町まで行けばマルエーがあります。
また、生鮮食品なども買えるという意味でスーパーマーケットではありませんが近江町市場もマッピングしました。
マルエーミニは、マルエーの郊外店舗の4分の1から5分の1の面積の小型店舗となっており、金沢市中心部では香林坊東急スクエアと金沢駅前のライブ1ビルに出店しています。
マルエー彦三店は標準店舗より一回り小さい店舗となるそうですが、マルエーミニとしての出店ではなさそうですね。
ある程度の規模があるみたいなので、品ぞろえも豊富で周辺住民には重宝されるのではないでしょうか。