北陸新幹線の延伸区間（金沢駅～敦賀駅）の工事が本格化しており、石川県内最大の河川である手取川でも手取川橋梁の工事が始まっています。
2022年度の北陸新幹線敦賀延伸に向け工事が加速しています。
今回は手取川橋梁の手取川に架橋される部分を見ていきたいと思います。
概要
パネルを撮影しました。
3年半余かけて工事が行われます。
小さくて見えにくいかもしれませんが、基本的に水位が安定する10月～6月の間に工事が行われます。
現在はSTEP3（上から3番目）の段階です。
手取川橋梁は張り出し架設工法（やじろべえ工法）と言われる工法で建設されています。
橋脚の頂上部から両端に向かってバランスを取りながら水平に伸ばしていき接続していくもので、やじろべえに似ています。
現在の様子
ちょうど1年ぶりの訪問となりました。
2017年9月にワーゲン（移動作業車のような装置）が設置されていた部分は橋脚が完成していました。
アップで見た様子です。
小松方面へと続く高架橋との接続部分を施工中でした。
手取川左岸から金沢方面を望む。
工事はスケジュール通り進んでいます。
昨年、やじろべえのようになっていた橋脚は残るは防音壁などの工事を残すのみとなっていました。
また、橋脚のみだったところにはワーゲンが取り付けられ、橋脚と橋脚を結ぶ準備が行われていました。
完成した高架橋を真下から眺めてみます。
とてもすっきりとした印象です。
付近から金沢方面を望む。
写真右下に見える橋は国道8号金沢西バイパスの手取川大橋です。
高架橋の接続部分です。
こちらの施工は10月（STEP4）より行っていくのでしょうかね。
右岸（金沢側）の橋脚にはワーゲンが取り付けられた橋脚が並んでいます。
アップで見た様子です。
昨年もご紹介しましたが、橋脚の頂上部から両端に向かってバランスを取りながら水平に伸ばし、接続していくものとなります。
STEP3と同様に工事が終われば先行区間と同じデザインとなり、美しい曲線アーチを描いた橋梁が姿を現すことでしょう。
接続するための準備もあらかじめされています。
手取川下流方向から全景です。
見えにくいですが中央部分に高架橋が確認できるかと思います。
左岸（小松方面）は先行整備され、接続まであとわずかの状態
右岸（金沢方面）はこれから横へ伸ばす工事が本格化するといった感じでした。
ようやく形になってきた手取川橋梁。
北陸新幹線の石川県内区間では最大の橋梁となるプロジェクトが今後も順調に進んでいくことを祈ります。
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北陸新幹線手取川橋梁北側の写真もこちらでご紹介しておきます。
高架橋は順調に工事が進んでいることが分かります。
一部では防音壁の工事も進んでおり、区分けして工事が進んでいた高架橋も次第に1つにつながっていきますね。
過去記事
・北陸新幹線 手取川橋梁 北側 2017.9
・北陸新幹線 手取川橋梁 南側 2017.9
・北陸新幹線 手取川橋梁 本体 2017.9
・北陸新幹線 手取川橋梁 2016.11
