金沢都ホテルは2017年3月末で営業終了へ!跡地は近鉄不動産がオフィスとホテル軸に再開発

2016年12月12日プロジェクトNEWS

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金沢都ホテルは再開発事業に伴い、2017年3月31日のチェックアウト後に営業をいったん終了し、2020年ごろの営業再開を目指すことが明らかになりました!

 

◆金沢都ホテルとは?

金沢都ホテルは、北陸新幹線金沢開業で観光客が劇的に増加した金沢駅東口に面したホテルで、東京オリンピック1年前の1963年に金沢市で初めての都市型ホテルとして開業しました。
建物自体は「金沢ビル」という建物で金沢都ホテル以外にもオフィスや地下街を備えた金沢で初の本格的な複合ビルであることは確かです。建設当時、金沢駅周辺には金沢駅ビルを除き、鉄筋コンクリート造の高層建築物は一つもなく、木造家屋密集地の中に突如現れた大型ビルという感じで金沢駅前の発展のきっかけになった建物ともいえるでしょう。
また、1983年に増築工事(写真右側の正方形の窓が並ぶ部分)と既存部分の改装を行い、さらに大きな都市型ホテルとなりました。
現在は、部屋数193室で近鉄・都ホテルズによって運営、近鉄不動産が管理しています。

金沢都ホテルは2017年3月末で営業終了

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金沢都ホテルは2017年3月31日をもって一旦営業を終了します。
宿泊…チェックインは2017年3月30日まで、チェックアウトは2017年3月31日となります。
館内のレストラン…2017年3月31日の朝食まで営業
宴会…2017年3月30日まで

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地下2階~1階の地下街・ショッピング街(40店舗)…2017年3月末までの退去

金沢都ホテルの営業終了後はどうなる?

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金沢都ホテルの営業終了後は建物は解体され、近鉄不動産によって再開発されます。
金沢都ホテルは建て替えられた再開発ビルに入居予定なので、金沢都ホテルの歴史に幕を閉じるわけではありません。

再開発はホテルとオフィスを軸に進めることが新たに明らかになりました。

ホテルは前述の通り金沢都ホテルが入居する予定です。訪日客の増加傾向であることから宿泊ニーズに対応するのでしょう。

オフィスは北陸新幹線開業で金沢に拠点を構える企業が増えているためです。特に金沢駅周辺の大規模オフィスビルは、ほぼ満床状態が続くほどの人気で、仮に空き区画がでてもすぐに埋まる状態とのこと。仮に、大規模なオフィスフロアが誕生することになれば、(2020年開業を想定すると)金沢に6年ぶりにオフィスフロアの新規供給が生まれることになります。

日本経済新聞ではホテルとオフィスについてのみ言及していましたが、北國新聞には商業施設も含まれる旨の記事がありました。

投資が過熱する金沢駅周辺

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金沢駅周辺では北陸新幹線開業前後から県外資本による投資が過熱しています。
金沢駅西口ではマンションやホテルを中心に相次いで建設されています。
石川県唯一の地銀である北國銀行も金沢駅西口へ移転、NHK金沢放送局も金沢駅西口に新社屋を建設中です。

また、目を離せないのが、オリックスによる外資系ホテル「ハイアットセントリック」の建設です。
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金沢駅西暫定駐車場を再開発して建てられるもので、本州日本海側では初めての外資系ホテルになります。
ハイアットセントリックは日本国内では東京の銀座に次いで2棟目となり、サービスアパートメントの「オークウッド」は日本国内では東京以外で初進出となります。こちらも2020年の春開業を予定しています。

金沢駅東口ではまとまった土地が無く、再開発の音沙汰はしばらくありませんでしたが、金沢都ホテルの再開発というビッグプロジェクトが浮上したため、金沢駅西口と金沢駅東口の駅前でそれぞれのビッグプロジェクトが2020年の開業に向けて動き出すことになります!!

金沢都ホテルの外資系ブランドと提携の可能性は?

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こちらも気になる話ですが、新聞報道では未定としながらも、金沢最古の都市型ホテルとして「都」という名前が定着しており、維持したいとして、外資系ブランドへ変更せずに現在のブランドを維持する可能性があるとしています。
確かに、金沢では「都ホテル」で通じない人がいないくらいの知名度ですし、そのままブランドを維持したほうがいいかもしれませんね。

◆過去記事

過去記事はこちら!

以下は、妄想なので読みたい方だけ「続きを読む」をクリックしてどうぞ…


再開発後を勝手にイメージ

最後に、金沢都ホテルの再開発の方向性が決まったというわけで、あくまで個人的な妄想で再開発後をイメージしてみます。

まずは、基本的な土地利用の条件として、

・敷地面積は約4800㎡

・商業地域

・建ぺい率 80%

・容積率 600%

であることを前置きしておきます。

ということは、敷地に建築可能な建物は最大で建築面積3840㎡、延床面積28800㎡です(ただし、容積率緩和が可能ではある)。

せっかく計算しましたが、さすがに延床面積までは非現実的すぎるので、考えないでおきます・・・。

・ホテルとオフィスを軸

・高さ制限は60m地区

ということも踏まえると、天井高を確保したうえで、地上14~15階程度の建物の建設が可能です。

ホテルは建物の高層階に建設されることが多いことも考慮し、勝手に再開発ビルを妄想してみると…

地下3階~地下2階 駐車場

地下1階~2階 商業施設

3階~7階 オフィス

8階~15階 ホテル

という予想です。

地下部分は金沢駅西口のハイアットセントリックが地下1~3階は地下駐車場にすることから、工期的には間に合うと思いましたが、都ホテルの場合は地下躯体の解体で時間がかかることが予想されるため、果たして地下3階も建設可能かは不明です。内心は地下は地下1階までになるかなと想像しています。

地下1階~2階は中央を吹き抜けにした上で商業施設というイメージです。飲食施設などホテルやオフィス機能を補完するテナントが入ればベストだと思っています。

3階~7階はオフィスにしました。5フロアでも金沢のオフィスフロア供給としては大規模なものなので。

8階~15階はホテルにしました。現行の7フロアに+1フロア設けるようなイメージで。宴会や会議に備えた部屋や施設を設ける感じがいいですね。

・・・という私の勝手な妄想でした。