【大特集】金沢の公示地価 2016年

2017年1月11日金沢の地価

ついに、2016年3月18日、2016年1月1日現在の公示地価が発表されました!石川県の地価は上昇地点が55箇所(前年38箇所)、横ばい地点が30箇所(前年30箇所)となり、上昇地点が大幅に増えました!

 

 

 

石川県と全国の地価

石川県内の平均地価は0.1%下落し、前年度より1.2ポイント回復しました。改善幅は全国1位となり、急速に地価が回復していることを示しています。

また、石川県内の商業地平均地価は前年比1.6%の上昇となり、石川県の商業地平均地価が上昇に転じたのは24年ぶりのことです。

全国平均では、0.1%の上昇となり、8年ぶりに上昇に転じました。原因としては、訪日外国人観光客の需要が高まったことや円安基調が追い風となり、三大都市圏や地方中枢都市や観光地でも地価の上昇基調が高まったことです。しかしそれらを除く地域ではおよそ7割の地点が下落しており、地価の2極化が懸念されています。

また、北陸新幹線開業効果が大きく表れ、全用途で金沢市が1.9%の上昇、野々市市が1.1%の上昇となりました。

そして、最も注目すべきは、七尾市の和倉温泉、加賀市の山中温泉、片山津温泉、山代温泉、輪島市の朝市通りでも地価が上昇し、統計を取り始めて初めて、地価が上昇に転じました!

 

 

 

早速、金沢市中心部の各エリアの地価を見ていきます!

(私は不動産屋ではありません。個人の趣味なのでご了承の上、ご覧下さい)

地価は1㎡あたりの土地価格です。

町名 価格 (上昇率) の順に書きます。

 

 

【金沢駅 兼六園口(東口)】

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本町2-16-16 (商) 770,000円 [+13.2%]

本町1-3-32 (商) 235,000円 [+17.5%]

安江町15-57 (商) 145,000円 [+13.3%]

 

◆概要

金沢駅兼六園口(東口)の地価は、1㎡あたり770,000円となり、前年と比べて90,000円も上昇しました。駅東口側は、従来より開発されている土地であるのと、大型の土地が無いことなどがあり、売り手市場が広がっています。最近では新幹線開業による店舗需要も高まり、小さな物件でもすぐに埋まる状況です。

この本町2-16-16の地価は、石川県内最高地点であると同時に、北信越地区でも最も高い地価となっています。新潟県最高地点との地価(545,000円)の価格差は前年の125,000円から225,000円へと拡大し、金沢駅前の地価が大きく引き離しています。

金沢駅東口では、いずれも地価上昇率が10%を超えており、土地需要が非常に高いことがうかがえます。目抜き通りに面していない本町1‐3‐32や安江町15-57でも地価が13%~17%上昇しています。

オフィスビルも非常に高い需要があり、金沢駅周辺の空室率は10%を割り込んでいるそうです。世界情勢も安定しているなら地価はまだ伸びるとの予測です。

 

◆今後

  • 金沢百番街Rintoのリニューアルオープン効果
  • プレミスト金沢本町(マンション)の建設
  • 北陸新幹線の開業効果のさらなる持続
  • オフィスの空室率低下
  • フージャースホールディングスのマンション計画

金沢駅兼六園口は開発そのものは少ないですが、町家やテナントビルに多くの店舗が集積しました。そして、金沢ブームにより観光客もひっきりなしに通るエリアになり、魅力が非常に高まっています。飲食店もさらに増えていきそうですが、出店スペースが少ないです。そろそろ新たな計画が出てきても良いかと思います。

 

 

 

【金沢駅 金沢港口(西口)】

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広岡1-1-18 (商) 450,000円 [+31.2%]

中橋町5-20 (商) 150,000円 [+17.2%]

駅西本町6-3-14 (商) 94,500円 [+2.2%]

西念1-15-22 (住) 107,000円 [+4.9%]

広岡1-14-19 (住) 134,000円 [+6.3%]

駅西新町1-23-22 (住) 75,500円 [+0.0%]

 

◆概要

金沢駅金沢港口(西口)の地価は、前年に引き続き、プチバブルの様相です。前年に地価の上昇率が全国1位だった、広岡1丁目の商業地では、地価の上昇率が31.2%と、全国23380箇所の調査地点の中で上昇率が7位となりました!前年の全国1位よりは劣りますが、上昇率は前年のおよそ2倍となる31.2%というバブル期並みの上昇率を記録しました。1年で1㎡あたり107,000円も上昇しています。

富山県内最高地点の富山駅前の桜町1丁目の地価458,000円と比べるとその差は8,000円となり、来年は富山県内最高地点よりも金沢駅西口が高くなる可能性があります。

それでも、金沢駅西口は1㎡あたり45万円と、駅東口の1㎡あたり77万円と比べて、駅からの距離がほぼ同じでも、土地に割安感があります。大きな土地も比較的あることから土地取引も活発で、新幹線開業前の開発ラッシュに続き、今後はNHKの移転や、JR社宅跡地開発、マンションと商業施設の複合ビルの建設(マストスクエア金沢)、国際ブランドホテルの誘致など開発が目白押しで、来年は現在より地価の伸び率が拡大する可能性もあります。

そして、今回は広岡の住宅地でも6%程度の上昇、金沢駅南側の中橋町でも17%の高い伸びを示しています。金沢駅を中心として地価の上昇が著しいです。旧来の住宅地が広がる中橋町で17%の伸びを示したことは新幹線効果を位置付けるものとなっています。広岡の住宅地の地価は石川県内でも有数の価格となってきています。

 

◆今後

金沢駅西口は、全国的にも屈指の土地取引の活発なエリアとなっています。

今後もまだまだ上昇が続きそうです。

 

 

 

【武蔵ヶ辻】

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彦三町1-14-27 (住) 143,000円 [+4.4%]

武蔵町 1-15 (商) 550,000円 [+12.2%]

 

◆概要

武蔵ヶ辻の地価は大幅に上昇し、1㎡あたり550,000円となりました。北陸新幹線開業効果で近江町市場を中心として、連日人があふれる状態が続いています。観光客も近江町市場で海鮮丼を食べることがステータスのように訪れる割合も増えています。

彦三町の住宅地では、今年も住宅地の県内最高地点を維持しました。

 

◆今後

  • 北陸新幹線開業効果
  • 武蔵南再開発事業
  • 近江町市場複合ビル

武蔵が辻も金沢観光する際の中心となるエリアで近江町市場やめいてつエムザなど、大規模集客施設があります。

また、マンションと商業施設の武蔵南再開発事業や近江町市場の駐車場一帯を再開発する複合ビルの計画も検討中で、さらに賑わいあふれるエリアとなってほしいです。

 

 

 

【香林坊】

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香林坊2‐4‐3 (商) 650,000円 [+8.3%]

 

◆概要

香林坊の地価は1㎡あたり600,000円となり、前年の上昇率5.3%より上昇幅が拡大しました。 香林坊は大和百貨店やブランド店が立ち並ぶエリアで、今春には、香林坊東急スクエアが開業予定でさらに賑わいが期待されるエリアです。新潟県最高地点の地価と比べると、去年は1㎡あたり45,000円香林坊の方が高かったですが、今年は95,000円に差を広げました。北陸最大の繁華街はまだまだ勢いがあります。

 

◆今後

  • 香林坊東急スクエアの開業 
  • プレミスト香林坊

今後の目玉は香林坊東急スクエアの開業です。香林坊109を大規模改装し、開業するもので、春と秋のリニューアルで全面開業となります。出店テナントによっては集客力が増大し、地価にさらなる好影響を及ぼしそうです。またプレミスト香林坊が完成予定でテナントの動向も気になります。富山県小矢部市のアウトレット開業の影響も想定したより受けておらず、地価も今後しばらく上昇するでしょう。

 

 

 

【片町】

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片町2-1-7 (商) 530,000円 [+13.2%]

片町2-24-11 (商) 308,000円 [+14.1%]

 

◆概要

片町2-1-7の地価は大幅に上昇しました!2014年には下落していましたが2015年には2.4%の上昇、2016年には13.2%の上昇と急回復しています!!

大幅に上昇に転じたのは、片町きららの開業効果でしょう。核テナントにはH&MとLOFTが進出し片町にも人が流れるようになりました。

片町はバブル期の10分の1以下まで地価が落ち込んでいたので、これから再び巻き返しを図れるのかが注目です。

 

◆今後

  • さらなる再開発の推進

片町きららに続く再開発の推進が急務です。実際に検討会が開催され、再開発に向けて動いているようです。

 

 

 

【竪町】

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竪町30外 (商) 245,000円 [+11.4%]

 

◆概要

ついに、長年下落基調だった、竪町の地価も横ばいから急上昇しました!片町きらら開業で竪町商店街の歩行者も増えたような印象があります。

最近はブライダル店の出店が急増しており、竪町の新たな方向性に注目されます。

 

◆今後

・ホテル(2件)の開業

竪町にはホテルが2件開業することが予定されており、人の流れがさらに増えればと思います。

 

 

金沢の主要観光地の地価

【観光地の地価】

住宅地の公示地価ですが、主に観光地としての需要が高まっているエリアも前年に引き続き上昇しました。

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長土塀1-10-16 (住) 128,000円 [+3.2%]

東山 2-3-11 (住) 95,500円 [+6.1%]

 

◆概要

長土塀の地点は、長町武家屋敷から少し北へ行ったほうにある地点ですが、利便性も良く、観光需要もあることから上昇しました。同じく東山の地点も、ひがし茶屋街から少し北へ行ったほうにある地点ですが、観光需要とひがし茶屋街に近いことで取引価格が上昇しているのだと思われます。

◆今後

北陸新幹線開業後観光客が急増しているので今後も上昇するものと思われます。

 

 

*PICK UP!

北陸新幹線開業効果が石川県内各地に波及!!

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北陸新幹線開業効果で、地価の上昇は金沢にとどまらず、石川県の観光地でも見られました!

山代温泉 (商) 58,500円 [+1.7%]

山中温泉 (商) 57,500円 [+1.8%]

片山津温泉 (商) 24,500円 [+1.2%]

粟津温泉 (商) 34,500円 [+0.0%]

和倉温泉 (商) 51,000円 [+2.0%]

輪島朝市通り (商) 72,000円 [+1.4%]

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これらの地点で横ばい・上昇したのは選定地点となって以来初めてで、特に輪島市、七尾市、加賀市で上昇地点が出現したのはおよそ25年ぶりのことではないでしょうか。北陸新幹線の駅があるのは現在金沢駅のみで、金沢ばかり好影響を受けているかと思いきや、県内全体へ波及していることがうかがえる結果となりました!

 

 

 

*今回の公示地価について

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今回は、北陸新幹線開業効果が吉と出るか凶と出るか気になっていましたが、結果は金沢市中心部では上昇率が10%超え、駅西地区では上昇率が30%超え、石川県内でも24年ぶりに商業地がプラスに転じるなど、新幹線のすさまじい効果に圧倒されました。

そして、金沢駅東口が1㎡あたり770,000円となり、日本海側でもずば抜けてトップに君臨しました。そして、駅前のみならず中心部、特に片町や竪町で地価の上昇率が10%超えしたことには驚きました。去年は大型商業施設やアウトレットなど郊外で開業ラッシュが続きましたが、市街地は大きな影響はなくむしろ人が増えたような気がします。実際に、片町では片町きらら開業で人通りが増えました。香林坊でも香林坊東急スクエアの開業で人通りが現在よりも増える可能性はあります。

さて、今後も新幹線開業効果がどこまで続くのかはわかりませんが、できれば敦賀延伸、大阪延伸まで、この好調ぶりを維持したいものですね。

また、7月の路線価、9月の都道府県地価調査、来年3月の公示地価の発表が楽しみです。

ここまで読んでくれた方ありがとうございました。