20170404_0772

三井住友銀行金沢支店は金沢市下堤町にある銀行です。

 

 

戦前の銀行建築だと思ってたら・・・

戦前に建設された銀行建築だと思っていた(実際にそういう風に紹介されているサイトもある)のですが、そういった資料がなく、戦前の石川県(金沢)の建築にまつわる資料を調べても出てこないため、長年モヤモヤしていました。

今回、徹底的に調査したところ、㈱北国銀行『北国銀行四十年小史』(1983.12)についに情報を見つけることが出来ました!

昭和22年(1947)2月20日 帝国銀行金沢支店(現在の三井銀行金沢支店)開設

と書かれており、この建物は帝国銀行金沢支店として建設されたことが判明。そして、戦後(1945年以降)に竣工されたことが判明しました。

工期を考えても、第二次世界大戦が終結後に着工したものだと考えられます。金沢は戦災を免れたため、街が焼けることなく、経済活動もいち早く行うことが出来たのでしょう。

 

Fukupediaさんのサイトには、帝国銀行門司支店(1951年)や、帝国銀行大牟田支店(1954年)が紹介されており、意匠がとても似ています。

 

帝国銀行の歴史

帝国銀行は三井銀行と第一銀行が合併して1943年(昭和18年)設立、1948年(昭和23年)9月には帝国銀行が解散し、第一銀行と(新)帝国銀行に分裂、1954年(昭和29年)1月には帝国銀行が三井銀行に改称されました。

金沢でも三井銀行金沢支店として長らく営業されていました。

 

 

 

20170404_0775

現在は、三井住友銀行金沢支店となっています。

戦後の建築とは思えないくらい、銀行建築としての意匠が残されています。

 

 

 

20170503_0096

下から見上げてみました。

重厚さがありますね。

 

 

 

20170503_0130

三井住友銀行の看板。三井銀行時代はここに「三井銀行」と書かれていました。

 

 

 

20170503_0129

南側の様子。

側面も手を抜くことなく石貼りとなっています。

 

 

 

20170404_0770

現在は隣接地(旧北國銀行本館)の再開発により南側もよく見えます。

裏側には増築された部分?が見えますね。

 

 

 

20170404_0773

最後に遠景。

隣接するアルトラビルの左隣でも再開発が行われています。また建物が建築されると新旧建築の対比が楽しめるでしょう。

 

 

 

地図