北陸新幹線白山駅(仮称)設置は困難に

北陸新幹線

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2016年12月20日に、北陸新幹線で未着工となっている敦賀(福井県)-新大阪のルートについて、与党整備新幹線建設推進プロジェクトチーム(PT)は20日、小浜(福井県)から南下して京都を経由する「小浜京都ルート」の採用を決めました。

それと同時に、金沢駅-小松駅間で検討されていた、北陸新幹線白山駅(仮称)の設置はJR西日本側が否定的な見解を示したことから、困難になりました。

 

 

 

不要だと言われていた白山駅

北陸新幹線白山駅(仮称)は、現在のJR北陸本線加賀笠間駅付近に設置する計画で、2013年に計画が突如浮上しました。

しかし、駅間距離が非常に短い点、近くの特急停車駅であるJR松任駅の特急停車本数が現時点で非常に少なく利用者が見込めない点などから、当ブログでも否定的な見解を示してきました。

(参考記事:北陸新幹線白山駅(仮称)はいらない!

 

 

また、Twitterで2016年11月9日に実施したアンケート

「北陸新幹線に白山駅が必要か不要か?」

の結果、643票が得られ、

必要が14%

不要が86%

となり、不要という意見が9割近く占める結果となりました。

 

 

 

大きく見積もられた白山市の予測

白山市及び北陸新幹線(仮称)白山駅建設期成同盟会の公式サイト(http://www.hakusan-eki.jp/)を見ると、

白山駅の1日の利用者 約6,700人

金沢-敦賀開業時の白山駅の乗降客数の想定。そのうち約3,800人が沿線居住者、約2,900人が県外居住者と見込まれます。

と書かれています。

 

現在、北陸新幹線の駅の一日の駅舎の”乗客数(乗降客数ではない)”を見てみると、

・人口20万人の上越市(白山市は10万人)にある上越妙高駅で2,086人(2015年)

・人口18万人の高岡市にある”飛越能の玄関口”を謳っている新高岡駅で1500人(2015年)

となっています。

 

仮に降りる客も乗客数と同じとして2倍しても、それぞれ、4000人、3000人程度であることが分かります。

 

全列車停車が想定されていない白山駅で一日に6700人の乗降客数が見込めるとは私は思いません。

 

 

 

JR西日本の見解

JR西日本側の見解も、

松任駅の特急利用客が1日100~200人程度のため「駅を造っても多くの利用は見込めず、人件費や維持費が必要となり、所要時間に影響する」

新駅設置でダイヤの編成システムを大幅に改修すれば、2022年度末の鶴が開業に影響が出る可能性がある。

と指摘した旨が、2016年12月16日の北國新聞に掲載されています。

 

白山駅の建設には100億円~150億円かかると言われており、それだけのお金をかけて駅舎を作り、編成システムまで改修したうえでそれに見合う効果が見込めないと判断したのでしょう。

 

 

 

年度末までに決断

また、北陸新幹線白山駅(仮称)の設置の可能性は0になったわけではなく、年度内に判断が出るそうですが、JR西日本側の否定的な発言で白山駅(仮称)の建設は非常に困難になったのは確かです。

 

 

100億円~150億円かけるぐらいなら、白山市から金沢市への在来線でのアクセス向上(快速列車の運行)や、パークアンドライドでの駐車料金割引などに力を入れていくのが妥当だと思います。

 

(参考記事:北陸新幹線白山駅(仮称)はいらない!