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金沢城・鶴の丸休憩所再整備(解体前の様子) 2016.6

いよいよ、鶴の丸休憩所再整備に向けた工事が本格化します。

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参考までに、昨年の地元紙の記事です↓

鶴の丸休憩所、整備に着手 金沢城公園の情報拠点に

石川県は来年度、金沢城公園で鶴の丸休憩所の再整備に着手する。園内の情報発信拠点として今年度内にデザインを固め、早期完成を目指す。鼠多門(ねずみたもん)、鼠多門橋については埋蔵文化財などの調査と並行して設計作業に入る。かつて玉泉院丸と金谷出丸(現尾山神社)を結んだ鼠多門橋が復元されれば、城下町の歴史空間を巡る回遊性が一層向上する。

(2015年12月25日 北國新聞 http://www.hokkoku.co.jp/subpage/ET20151224071.htm)

 

鶴の丸広場にある鶴の丸休憩所の再整備に伴い、現施設は解体され、新たな施設が建てられます。

 

 

 

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見納めに、鶴の丸休憩所へ行ってきました。

 

 

 

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鶴の丸休憩所は再整備のため、2016年6月28日より利用できなくなっています。

※つまり、ブログ公開日の現在、既に入れなくなっているようです。

 

 

 

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石川門側から見た鶴の丸休憩所の様子です。

 

 

 

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鶴の丸休憩所の案内図です。

内部は、金沢城の歴史(城→陸軍→金沢大学→金沢城公園)から、復元整備の概要まで一目で分かる展示のほか、エアコン完備なので、屋内休憩施設としても活躍していました。

 

 

 

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日本三大用水に数えられる辰巳用水の石管です。

 

 

 

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内部展示室の様子です。これは金沢大学として使われていたころを示すパネルです。

勉強になります。

 

 

 

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こちらは休憩所前のウッドデッキの様子です。

鶴の丸休憩所は平成13年の全国都市緑化フェアの際に休憩所として暫定的に整備したものであり、特にウッドデッキ部分などは非常に老朽化が進んでいます。

 

 

 

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また、向かいにある鶴の丸広場の様子です。

こちらも平成13年の全国都市緑化フェア2001で整備されたものであり、五十間長屋・菱櫓と庭園が非常にマッチした景観となっています。

 

 

 

 

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池には辰巳用水の石管を再利用した噴水?が。

 

 

 

 

turunomaru

(知事記者会見(年頭知事会見) – 平成28年1月4日 – 1 金沢城公園の整備について 石川県 http://www.pref.ishikawa.lg.jp/chiji/kisya/h28_1_4/03.html)

こちらが、鶴の丸休憩所の再整備イメージです。

建設地は現在の建物よりやや東側にずれ、五十間長屋や菱櫓が眺望できる位置に設置します。

休憩施設の機能としては、城の歴史や特徴、園内各所の見所などの情報を集約して、ここに来れば金沢城の全てが分かるような情報発信の拠点、さらには、飲み物や軽食なども提供し、ゆったりとくつろげるような場所になる予定です。

外観は、現在の鶴の丸休憩所と同じく復元する建物ではないので、金沢城の建築と差別化を図る一方、一帯の城郭景観に溶け込む「現代的な和風デザイン」になります。

情報発信の拠点のほか、飲み物、飲食を提供する施設としての機能も加わるため、現在よりやや大きな建物となる一方、池や庭園はどうやら埋立てて無くなってしまうようです。(※先日で見納めだったようです)

個人的には、暑い日などに休憩のみの利用ができるようにエアコン完備の無料休憩スペースも整備してほしいと思います。

 

 

 

 

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いよいよ再整備が始まる、金沢城鶴の丸休憩所。

金沢城の拠点施設としての機能を果たす施設になってほしいです。

2017年春までに完成・供用予定です。

 

 

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