玉泉院丸庭園の復元開始!

2017年1月25日プロジェクトNEWS, 建設中・開発中, 金沢城

石川県ホームページにて玉泉院丸庭園の復元CGイメージが載ってました。
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(北國新聞)
このCGは尾山神社方向からのイメージ図となります。
玉泉院丸は「加賀藩2代藩主前田利長の正室玉泉院が晩年を過ごした場所に由来する。玉泉院の死去後、3代藩主利常が京都から庭師を招いて庭園を造成したとされる。池の水には辰巳用水を利用したとみられる。」(北國新聞)

 

とのことで、二の丸、本丸…と同じように玉泉院丸という場所がありその跡地に庭園を造成したのが「玉泉院丸庭園」というわけですね。

 

 

玉泉院丸庭園は金沢城内にあった城郭庭園で形式は池泉回遊式庭園で外庭の兼六園と対照的に藩主の私的な内庭なんだそうです。

最大の特徴は「色紙短冊積石垣」をはじめとする特色ある石垣群が庭園と一体となった高低差22mの立体的な庭園ということです。

このような特色ある石垣が庭園の一部として取り入れられているのは、全国にも例がない独創的な庭園なんですよ。

近年までは石川県立体育館が建ってました。

庭園は1856年に作られ旧陸軍省が1871年に取り壊すまであったという事なので、2015年春頃復元完成という事は、15年間だけあった幻の庭園が144年ぶりに復元されます!

 

 

整備イメージ

・高低差22mの石垣をバックに、色紙短冊積み石垣のV字型石樋からの落水(写真イメージ左上)が下の滝つぼに集まり暗渠に流れ込んで、下側の段落ちの滝の方(写真イメージ左中の小川部分)へ導水されるそうです。
・池には3つの中島を浮かべて橋が5つ架かるようです。(木造3、石造2 ?)
・中央部は基本的に松と芝草、周りはモミジや桜などで彩られるそうです。
・この完成イメージにはありませんが、完成イメージ左下には本来なら紅葉橋がありますが、橋にせず土盛で整備するそうです。
・完成イメージ右中には5mの高台(御亭)が、完成イメージ下側(露地役所跡地)には木造の休憩所がそれぞれ整備される予定となってます。

 

 

高台(御亭)の完成イメージ図では、兼六園にある栄螺山(さざえやま)の山頂のような唐傘?キノコ?のような形になってました。

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こちらが栄螺山(この休憩所と同タイプでした。)

 

さて、そんな完成が楽しみな玉泉院丸庭園ですが、現在の様子はどうなっているか見てみましょう!
以下の写真は2012年11月の玉泉院丸庭園本格整備前最後の説明会の様子を香林坊大和屋上から撮ったものです。

 

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こちらは「色紙短冊積み石垣」です。色紙は正方形、短冊は長方形を意味します。つまり、正方形や長方形を組み合わせた石垣です。説明会に参加された方々や説明する方々の身長と比べてみてください!高低差22mの迫力が伝わってきますね!

 

 

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拡大してみました。写真左ではなく写真中央の青色のラインが分かりますか?そのラインが暗渠から流れ出した段落ちの滝の跡です。

 

 

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さらに拡大します!石垣の上に乗っている砂山は石垣の崩落を防ぐためそのままにしてあります。完成イメージでも乗ったままなので石垣を治すことは無さそうです。

一面様々な石垣の種類がある事がわかります。写真右側にV字型石樋があるのが分かりますか?(紅葉している木の近くです)奥にはまた違った形の石垣もあります。

 

 

露地役所跡の休憩所からは三十間長屋や二の丸広場も見渡せるそうです。将来的に復元される(のか?)二の丸御殿も視野にいれているのかも知れませんね。
2015年春が待ち遠しくなってきました。まだ完成まで2年ですが、時々気が向いたらレポートしていきたいなと思ってます。

 

過去記事

玉泉院丸庭園 復元工事 2013.1下旬
玉泉院丸庭園跡復元工事 2012.7