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総曲輪西再開発事業 新築工事 2014.7

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総曲輪西再開発事業 は、路面電車(以下セントラム)の電停前に位置しており、総曲輪通り商店街の最西端に位置するなど、中心商店街の玄関口としての役割が期待できることから、「駅前広場」に変わる「(仮称)トランジットプラザ」を整備し、セントラム、バス、自動車、自転車、徒歩など異なる交通モード間の結節機能強化を 図り、各商業施設やシネマコンプレックス、駐車場の出入口を総曲輪通りに面して設置することで複合施設のメインストリートとして高い集客効果と利便性を持ち合わせた回遊動線を創出することを目指しております。

総曲輪西再開発事業 より引用)

 

 

解体前の様子

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・・・ということで、そろそろ解体されるエリアを最後にカメラに収める目的で散策してきました。

こちらは再開発事業地西側の大手モールから撮影しました。このあたりには、上で記述されたような「トランジットプラザ」が整備されます。

トランジットプラザが整備され賑わい創出に成功すると、改めて交通機関先進都市の富山市に箔がつくことでしょうね。

 

 

 

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こちらの総曲輪商店街はいったん取り壊され、再開発ビル内にモールとして再整備されます。

 

 

 

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商店街の様子です。再開発に伴う解体を控え、ほとんどの店が閉店・撤退し、閑散としていました。

 

 

 

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少し逆行気味ですが、再開発事業地内東側となる総曲輪側から撮影しました。

昔ながらの商店街ごと再開発してビルに建て替えようという発想は、金沢でいう「近江町いちば館」や、香川県高松市でいう「丸亀町グリーン」を彷彿とさせますね。

 

 

 

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総曲輪側からみたアーケード内部です。

この、総曲輪西再開発は、富山市の新たな挑戦も盛り込まれていると考えてます。

まず、全国の地方都市において中心部の映画館が撤退する中、シネマコンプレックスを誘致して賑わい創出につなげようということ。しかし、地方都市中心部に映画館を誘致したものの撤退したケースもあるのでどうやって人を呼び込むか考えなくてはなりません。

そして、交通の結節点であるトランジットプラザを作ろうということ。おそらく、トランジットプラザでイベントの開催も視野に入れているのだと思います。しかし、総曲輪には全天候型広場の「グランドプラザ」があり、近くに市電の駅、バス停もあります。名称が違うだけの同じような施設を総曲輪地区に2つ作る効果は表れるのでしょうか?

新たなる富山市の挑戦、どのように立ち向かっていくのか動向が気になりますね。

富山市の中心市街地全体(一部分ではなく全体)の賑わい創出に成功したならば、コンパクトシティへの一歩を踏み出すことになると考えてます。

税金を投入した再開発ビル群が吉と出るか凶と出るかは、中身と政策次第です。

 

 

 

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