富山駅前の桜町1丁目再開発の着工延期へ、計画練り直しも

2017年1月15日建設中・開発中, 富山市

 JR富山駅前の富山市桜町1丁目4番地区の再開発事業で、マンション、ホテルなどの多目的ビルの着工が当初予定されていた来年2月から来夏に延期された。完成予定も2017年1月から同年秋に遅れる。資材価格の高騰や建設業界の人手不足により、計画変更が必要になったという。

 再開発組合によると、50億円余りから約60億円前後に膨らんだ総事業費を抑えるため、階数の低減や内装の変更、補助金の活用などを検討している。「シネマ食堂街」など建設予定地に残る30~40店の立ち退きも来年5月に延期された。

 市によると、敷地約3400平方メートルに、マンション棟(18階)、ホテル棟(14階)、オフィス棟(5階)が計画されていた。

(朝日新聞 2014年12月11日)

=======================================================

一般競争で施工者選定/富山・桜町1-4地区/再開発組合

【6月にも入札公告】
  富山市の桜町1丁目4番地区第一種市街地再開発組合 (白倉三喜理事長)は、 同再開発事業について特定業務代行方式を導入しない方針を固めた。 関連工事の施工者は6月下旬から7月上旬をめどに一般競争入札で選定する。
  当初の計画では、 商業・業務施設と分譲住宅、 宿泊施設で構成する18階建て延べ約2万㎡を想定していたが、資機材、 労務費の高騰から計画の見直しを進めている。
  設計はアール・アイ・エー・押田建築設計事務所JVが担当。事業協力者として前田建設工業が参画している。
  同組合の担当者によると、「6月にも権利変換が完了するので、それに合わせて入札公告する」見通しで、「工事契約には再開発ビルの新築(設備包含)のほか、既存施設の除却工事なども含まれる」としている。
  また、完成時期は未定とし、「新たな工程を作成する中で決定する」考えだ。
[ 2015-01-09  10面  面名:中部・北陸面]
(
建設通信新聞 2015年1月9日)

富山駅前の桜町1丁目再開発事業が、資材の高騰、人手不足により来月の着工から、2015年夏の着工に延期され、完成予定が2017年秋になりました。 そして、今月の記事では”完成時期は未定”に・・・。

 

特に昨年あたりからの資材高騰、人手不足の影響は北陸の様々な計画に影響しています。

 

北國銀行本店跡地の賃貸ビル(ホテルドーミーイン)建設計画が計画白紙、富山市内の日医工本社ビルの着工が延期、北國銀行本店ビルの建設費が19億円膨らむなど・・・(詳しくはこちらの記事参照)

 

 

 

DSC01326

桜町1丁目の再開発にもその影響が及びました、着工が遅れるだけでなく、地上18階建て20000㎡の再開発ビル自体の計画見直しまでされるようです。

 

 

完成イメージ

WindowsLiveWriter_1_E35B_102073-2_2

WindowsLiveWriter_1_E35B_102073-1_2

こちらが、桜町1丁目再開発ビルの計画発表時の完成イメージです。

2012年時点での計画では、2015年4月の完成を予定していました。

その後発表された計画では、富山駅前の立地を活かして、敷地面積約3400平方メートル、施設の延べ床面積は約21450平方メートルの再開発ビルを建設。マンション棟(地上18階)、ホテル棟(地上14階)、オフィス棟(地上5階)で構成し、低層階には飲食店のある広場を設け、回遊性を持たせる。天井にガラスなどを使用し、日光が差し込む明るい空間を生み出すビルとなる予定で早ければ今月に着工予定で計画が進んでいました。

ホテル棟は再開発敷地内にある東横インが進出予定、商業棟には東横イン富山駅前に入居している富山・味自慢飲食街15店舗等が出店予定、マンション棟はタカラレーベンが販売予定、オフィス棟にはおそらく、大原学園が移転進出予定となっています。

完成イメージを見る限りは、開放的な商業棟で富山地鉄ビルやマリエ、CICビルとの相乗効果も図れるような再開発ビルだなといった印象です。(しかし、富山と金沢の駅前道路を挟んで向かい側に再開発ビルを建ててもあまり集客効果が無いと様々な方から指摘されています。(CIC、ポルテ等々…))

そう言った意味では、そのジンクスを払拭できるか注目していただけに、計画縮小してしまうとどの部分を縮小するかにもよりますが、集客効果が見込めない中途半端な建物になりそうで心配です。そして、地上18階という駅前のランドマークになる予定が階高減少で周辺と変わらないような高さの建物になることも懸念。

 

 

 

駅前シネマ食堂街の取り壊しが延期

DSC01294

富山シネマ食堂街は東横イン裏の富山シネマ(閉店)を中心とした食堂街で居酒屋等がひしめいています。タイムスリップしたような通りは金沢でいう、中央美食街のような雰囲気。

 

 

 

DSC01298

 

 

 

DSC01305

このシネマ食堂街も再開発により無くなります。

再開発は歓迎ですが、このタイムスリップした街並みが都市化の波により無くなるとしたら、少し寂しいものがありますね。

 

 

 

DSC01321

この雰囲気と引き換えにはできませんが、再開発はより良いものになってほしいと願いたいです。

(再開発の着工延期になったので、今年5月に立ち退き前となるシネマ食堂街へ足を運んでみるのもよいかもしれません。さらに、再開発敷地内のミスドや吉野家の閉店も延期されました。)

 

 

過去記事

過去記事はこちら!