西外惣構跡(升形)が復元されました!

建設中・開発中, 武蔵ヶ辻・大手町

20180429_7442

西外惣構跡(升形)は、金石通り沿いに江戸時代にあった防御施設「升形」の一部を復元したものです。

升形とは、城郭への出入口である虎口が方形空間を囲んで築かれた箱形の石垣で造られたもの。と書かれています。(歴史民俗用語辞典)

要は、重要な出入口を枡のように囲むことで、いざとなった時に枡の中に敵を閉じ込めて四方から攻撃することも可能な防御施設のことです。

 

 

20171203_0536

金沢の場合は金沢城の重要な門(石川門・河北門・橋爪門)は升形門になっています。その他にもあったのが惣構堀に設けられた枡形でした。

金石通りは旧来から宮腰往還として金沢城と宮腰(金石の港)を結ぶ重要な道路でした。そのため、城下町の入り口には敵の進入を防ぐために防御施設が築かれていました。

それが、金沢城西外惣構堀の枡形となります。

 

 

完成した様子

20180429_7437

東側から見た様子です。

中心部に巨大な枡形遺構が出現しました!

 

 

 

20180429_7438

斜面は植栽されています。

 

 

 

20180429_7439

近くで見た様子

 

 

 

20180429_7440

断面部には、案内板が設置されました。

 

 

 

20180429_7441

今までも惣構を復元した箇所がいくつか見られましたが、自然の地形を利用したものが多く、実際に土居を築いたものが復元されたのは初めてです。

 

 

 

20180429_7442

そして、ちょっとした公園になっており、大きな説明版もあります。

御影石の石柱で「升形」と書かれたものも設置されました。

 

 

 

20180429_7445

それぞれの発掘調査で分かったことが分かりやすくまとめられています。

 

 

 

20180429_7447

堀だった部分は水が無い空堀状態で復元されています。

 

 

 

20180429_7448

武蔵ヶ辻方向を望む。

 

 

 

20180429_7449

西側から見た様子です。

石垣を復元できるところは復元した、といった感じでしょうか。

 

 

 

20180429_7450

どちらかというと公園よりも展示施設の色合いが強い雰囲気ですね。

 

 

 

20180429_7451

敷地北側にも案内板

 

 

 

20180429_7452

堀の内部は立ち入り禁止です。

 

 

 

20180429_7453

色々制約もあってか、コンクリートで固められているなど、ちょっと不自然な感じもしますが、中心部にこれだけ大きな升形が存在したんだと、実際のスケールが分かる施設としては十分です。

 

 

 

20180429_7455

周辺の町家ともスケールを比較。

 

 

 

20180429_7456

町家との境界には植栽が設けられています。

 

 

 

20180429_7449

最後に全景です。

工期は半年ほどでしたが、西外惣構跡(升形)の復元記事は以上となります。

ありがとうございました。

 

 

過去記事

西外惣構跡(升形地点)復元整備工事 2018.2
西外惣構跡(升形地点)復元整備工事 2018.1
西外惣構跡(升形地点)復元整備工事 2017.12
西外惣構跡(升形地点)復元整備工事 2017.9
金石通り沿いに金沢城西外惣構堀「升形」が復元されます!

この記事以降の最新記事はこちら