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金沢市役所第二本庁舎は2020年春供用へ!

金沢市役所第二本庁舎は2020年春に供用されることが明らかになりました!

現在の金沢市役所本庁舎が手狭になったことから計画されたものです。

金沢市役所本庁舎との地下通路及び上空通路の問題は、地上通路案に収まり、ようやく設計が明らかになりました。

2017年9月現在、金沢市役所南分室を解体中です。

 

 

 

概要

名称:金沢市役所第二本庁舎
敷地面積:7,556㎡
建築面積:3,926㎡
延床面積:12,179㎡
構造:RC一部S造 地上3階地下1階

入居団体

3階

職員研修センター、会議室

 

2階

危機管理センター、外郭団体の執務室、会議室など

 

1階

玄関ホール、農林水産局、環境局、市教育委員会、調査統計室、選挙管理委員会など

 

地下1階

地下駐車場(113台)

(内訳:来庁者用 50台、公用車用 63台)

 

 

 

完成イメージ

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北國新聞の2017年8月31日朝刊には完成イメージが掲載されていました。

建物のデザインとしては、

  • 本庁舎と連続するようにレンガ調の外観
  • キムスコ(木虫籠)風のルーバー
  • 大きなガラス面を用いて明るく開かれた庁舎をイメージ
  • 危機管理センターは部分免震を採用

 

建物周辺の特徴としては、

  • 建物周囲を芝生で植栽
  • 南庁舎からの既存樹木を最大限に活用
  • 玄関ホール前に広場を整備し開放的な空間
  • 鞍月用水のせせらぎを楽しめる休憩広場を設置

 

となっています。

 

 

いくつかの項目について見ていきたいと思います。

 

まず、建物のデザインについて見ていきます。

本庁舎と連続するようにレンガ調の外観

20170503_0520

完成イメージでは、赤茶色っぽい外観となっていましたが、連続性を考えると、本庁舎と同じような色の外観になる可能性があります。

金沢市役所本庁舎は旧金沢市庁舎のレンガ造りをイメージしたレンガ調の外観となっており、キムスコを鉄格子で表現しています。

 

 

キムスコ(木虫籠)風のルーバー

当ブログでも何度か登場しているワード「キムスコ(木虫籠)」は金沢町家に見られる細かい出格子のことです。

20170609_0231

この細かな出格子風のルーバーが第二庁舎に用いられます。

 

 

続いて、建物周辺について見ていきます。

建物周囲を芝生で植栽

金沢市役所第二庁舎は以下の敷地で建設されます。

 

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敷地いっぱいに建物が建てられるわけではなく、特に、住居と敷地が接する部分は庁舎と10m以上離すものとなっています。

建物の周りには芝生の植栽がされることで、金沢21世紀美術館との連続性を持たせるようにするのだと思われます。

 

20170921_0158

 

 

 

南庁舎からの既存樹木を最大限に活用

2015070709839

金沢市役所南分室はかつて北陸学院の校舎だった建物ということもあり、周りには木々が沢山植栽されています。

 

2015070709837

解体工事のために一部伐採されたものの、最大限に活用されるみたいですね。

 

 

鞍月用水のせせらぎを楽しめる休憩広場を設置

20170708_0418

鞍月用水沿いは以前から歩道がありましたが、さらに拡張され、広場として整備されるみたいです。

 

 

20170404_0546

金沢市役所本庁舎の広場は2017年3月にイベントができるように白いキャンバスをイメージした巨大な広場となりましたが、第二本庁舎は自然をテーマにした散策ができる広場にある感じでしょうかね。

対照的な感じになりそうです。

 

 

 

スケジュールは?

金沢市役所南分室の解体工事は2017年8月末までに終える予定でしたが、アスベストが検出されたことから2017年11月末までになりました。

解体後、2018年1月に金沢市役所第二本庁舎の着工、2020年春の供用開始を目指す予定です。

また、第二本庁舎供用開始後は、金沢市役所本庁舎が金沢市役所第一本庁舎、第二庁舎が金沢市役所第二本庁舎と改称される予定です。

 

2020年は国立工芸館の金沢移転、ハイアットセントリック/ハイアットハウス金沢の開業、金沢都ホテルの建て替えなど、話題が目白押しで非常に楽しみです。

 

 

過去記事

金沢市庁舎南分室 解体工事 2017.8
金沢市庁舎南分室 解体工事 2017.7

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