日本海側初のアウトレットモール計画 生き残れるか金沢市中心部! ①

2017年1月15日金沢市ニュース, エリアニュース

小矢部にアウトレットモール 国道8号沿い、15年3月開業目指す
 三井不動産(東京)は25日までに、小矢部市が同市西中野などの国道8号沿いに造成 する東部産業団地にアウトレットモールを開業する方針を決めた。北陸三県にアウトレットモールが進出するのは初めてで、北陸新幹線が金沢まで開業する2015年3月ごろの オープンを目指す。桜井森夫市長が同日の定例会見で明らかにした。
 小矢部市と三井不動産は24日、アウトレットモール用地に関して30年間の定期借地 権契約を結ぶことで基本合意した。来年夏をめどに正式契約する。
 三井不動産は全国に12カ所のアウトレットモールを展開しており、本州の日本海側で は初の進出となる。計画ではアウトレットモールの面積は約15ヘクタール、テナントは 衣料品や雑貨などを中心に80~100程度、駐車場は2500~3000台規模になる 見通しで、1000人程度の新規雇用が見込まれる。
 商圏は車で2時間圏内の新潟県南部から福井県北部、岐阜県飛騨地方までを想定し、人口規模は280万人程度となる。
 小矢部市は東部産業団地の造成に向けて、法人を含む地権者56人と買収交渉を終えており、夏ごろに着工する見通し。用地費を含む造成費は約28億6000万円、道路や上下水道など関連施設整備費は約10億6000万円で、市土地開発公社が市の委託を受けて造成工事に当たる。
 アウトレットモールの誘致を進めてきた桜井市長は会見で「小矢部の知名度向上や交流人口の増加、新たな雇用の創出など、地域活性化の起爆剤になることを期待したい」と語った。(北國新聞より引用)

 

石川県の地方紙じゃ滅多に見ない1面にでかでかと載る富山の話題。
ついに三井不動産が小矢部市にアウトレットモール建設計画を表明しました。

北陸にアウトレットモールができるの?とまだ実感がわかないですね。アウトレットモール誘致といえば、内灘の2001年頃の大京による(当時)日本最大級のアウトレットモール進出計画から始まり、石川県内では2009年頃の津幡のオリックスによるアウトレットモール構想、北陸では小矢部市の誘致の他にも射水市も誘致計画があったような…

様々な経緯があり、小矢部市に辿り着いた形になります。「やっぱり小矢部市か」といった感じがありますが…

小矢部市を少し話すとしたら、何と言ってもまちづくりが下手だなぁ、と思ってました。旧北陸道の宿場町の石動地区は現在もびっしり町家が連なってます。そういう歴史的なものは放っておいて意味不明な「メルヘンの街」宣言。学校や公共建築物を中心にメルヘンチックな建物(かなりバブリーな建物)が並びます。メルヘンなんだと思ってたら、地上100m余りのタワー「クロスランド小矢部」が建てられて、あの辺りは様々なイベントしてるけどね。そして、小矢部と言えばクロスランドとメルヘンの街だと思ってた矢先にアウトレット誘致します、と。もうなんでもアリな小矢部市。これからはアウトレットの街、小矢部となるのでしょうか。

 

 

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さて、アウトレット進出によって危機感があるのが金沢市中心部。2006年の金沢フォーラス開業(189店舗)以来のダメージでしょうか。金沢フォーラスはまだ金沢駅前でついでに市街地いこうとなりますが、アウトレットは完全に郊外店なので回遊性も何もありません。
アウトレットモールは80~100店舗ほどですが、大抵の場合から考えると半数近くが北陸初出店のテナントとなるでしょう。さらに、ブランド店アウトレットは香林坊大和や周辺ブランドストリートとカブる可能性もあり、壊滅的被害も予想されます。

 

 

 

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新幹線開業とほぼ同時期に開業するアウトレット。金沢は新幹線開業で沢山観光客が訪れるから街は衰退しないだろうという見解は少し甘いかもしれない。

新幹線開業で金沢を訪れるのは観光客であり、金沢でショッピングする事を目的としてません。

問題なのは開業によって金沢市中心部から富山の若者が消える恐れがあります。富山の若者は富山にお店が無いから金沢までショッピングに来るわけで、金沢より近いアウトレットに客足を奪われる可能性もあります。

北陸新幹線金沢開業でまちなかに人が増えたけど、竪町は閑散としている…という事にもなりかねません。

そして、能登が実質的に富山県になる可能性もあります。ちょうど2015年前後に能越道が全線開通予定されており、能登は無料化になったのと里山海道を使って金沢へ行くより能越道でアウトレットやイオンモール高岡、新幹線乗る時は新高岡駅というようになるかもしれません。

能登は商圏や都市規模が小さいといえども今後を考えると能登半島の20万人はとても大事になります。能登の富山化も危機感を持っておいたほうが良いでしょう。

ここまで、危機感を持てといったお話でしたが、私は今さらアウトレットが小矢部市にできても始めはアウトレット見たさに新しいもの好きの北陸人の若者層からシニア層まで大にぎわいとなりそうですが、しばらくすると人足が少なくなるのではないかと予想します。

アウトレットへ行ったことがある方は分かるかもしれませんが、アウトレットで売られている商品はアウトレットらしいものやサイズやカラーバリエーションも少ないものが多く、結局アウトレット来たけどやっぱり帰ろうということになりそうです。

特に本物志向が強い金沢の方は特にやっぱり金沢市内でショッピングしたほうがいいと思うのではないでしょうか。

つまり、アウトレット開業数年後は富山の若者が大半となり、次に能登、金沢の順番になりそうです。

次回は金沢市中心部はどのように対策をとっていくべきか個人的見解を書きます~